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バレエのためのストレッチ ~子供編~

身体が柔らかくなりたい!

具体的にどんなことをすればよいの?

 

子供の時は特に筋肉も柔らかく背もどんどん伸びるので、この時期に柔軟性を身に着けておくことはとても大事になってきます。

大人になって骨格が固まってから改善するには限界のある柔軟性も、小さいときから適切にストレッチをすることで誰でもしなやかな身体になれます。

 

また、身体が柔らかいと技やポジションが決まるだけでなく、将来的に怪我をすることも少なくなります。

転んだ時によく伸びるアキレス腱と前屈がつくぐらいの身体の柔らかさを持っていれば早い段階で手をついたり反対側の脚を出すことがことができ、転んだ時に最小限の怪我で済む場合もあります。

 

 

柔軟体操を始める前に大事なことは身体を十分に温めてあげることです。

ウォーキングなど簡単な運動をしてあげる、もしくはお風呂上りなどでも大丈夫です。

 

身体が十分に温まっていないのに無理なストレッチをすると怪我のもとになるので気を付けてくださいね。

 

それでは具体的な柔軟体操について紹介して参ります。

 

 

子供の時に大事なのは股関節周りの柔軟を重点的に行うことです。

 

どういった柔軟体操をすればよいかというと、まず、横のスプリッツです。

前後のスプリッツは大人になっても何とかできますが、横の完璧なスプリッツは子供の時からやらなければ成長とともに骨の形も変わってしまいます。

ですから、横のスプリッツをし、つま先が前に倒れないようにしながら足の付け根から上半身が床につけるようにします。

この時につま先も一緒に前に倒れてしまうと完璧なアンドゥオールが将来的に難しくなってしまいます。

この時膝を捻らないようにつま先と膝の位置が一緒であることが肝心です。

完璧なアンドゥオールが上達するためにもこのスプリッツはとても大事です。

 

次にカエルの脚と呼ばれる柔軟方法です。

うつ伏せになり膝を曲げ、つま先とつま先をくっつけます。

そしてこの時に床にペタッとつかない場合は足先側を浮かすのではなく、足先を床につけ手で少し体を支えながら骨盤の骨を浮かせます。

そしてゆっくり息を吐きながら骨盤の骨をつけるようにしていきます。

 

 

それから、けが防止に大事になってくるストレッチは前屈です。

足の裏の筋を伸ばすことで子供のころからアンドゥオールのしやすいバレエ向きの体になります。

マットの上に座り、脚を前に出します。足先はフレックスにします。

そしてこのまま前屈をするのですが、このときにまずは付け根から体をつけていき、次におへそ、胸、顔の順でつくようにしてください。

そしてできるようになったら手をかかとの下に置き、少し足が浮いた状態で前屈します。

そうすることで膝がしなるきれいなラインの脚を手に入れることができます。

アキレス腱はつねに伸ばしておいたほうがいいです。

特にジャンプからの踏み切るときにアキレス腱がきちんと伸びているとその分高いジャンプができるようになるからです。

 

そして年齢とともに硬くなるといわれる背中もブリッジなどでストレッチしておいたほうがアラベスクやアチチュードを上げるときに上げやすくなります。

 

 

 

バレエの上達に近道はありません。日々コツコツと鍛錬を積み重ね努力なくして上達はあり得ないのです。

レッスンなどを重ねていくことで、自分自身の変化がわかるようになります。

そうすることで、自分の微妙な変化にも気付きやすくなりコントロールしやすくなります。

 

 

焦らず丁寧にじっくりとバレエに取り組んでみてください。

 

自分の変化が実感できるようになれば、もっともっとバレエが楽しくなると思います。

 

みんな頑張りましょう!

 

 

 

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楽しく上手になっていきましょう!